気高く、勇敢に。あたしはくれぐれも押し潰されない

面接官は面倒臭みたいにリード尋問し始めた。
出社は何か。
それについて、こちらには用意していたひとつの答えがあったハズ。
かりにそれが回答になっているのかどうなのかすら怪しいが、目下この場で率直にぶつけて見るプラスはあると思った。
「さすが、元金ではないと思います」
それは、在宅からここまで辿り着くまでの時、たえずして考えていたことでもあった。
「何故?」
僅かながら、面接官の琴線に触れたようだ。再び突き移すなら、目下しか好機はなさそうです。
「今の世の中、キャッシュに固執する一切、環境至上信条へという傾倒していって仕舞うそれぞれがあまりにも多くなっていると思います」
「それの、何が悪賢いの?」
拷問は尚も貫く。こちらは不愉快思い出を思い起こした。そうしてそこにはやっぱ男性や元同僚の名残があった。拝金信条の人間の表情を思い出すだけでも反吐が出る。
こちらは、あの人たちのようには絶対にならない。だからこそ目下、こういう呪わしい「国家は財産」という古き悪しきモラルとおさらばやる場合がやってきたのだ。
私の消えかかっていた闘志が返り咲きした。